女性から癒しを引き出す男性になるには?
行政書士 兼 離婚情報コーディネーターの中森です。
世の中には「精神的な癒しや肉体的なケアを行うのは、伝統的に女性」といった風潮があり
ます。肉体的なケアとは、食事を作ったり、洗濯したり、といった家事のことです。しかし、
「精神的な癒し」を与えるのも女性の役割だと言われると、「女はわがままで凶暴でぜんぜん
癒しになんかならない!」という男性もいるかもしれません。
◆独身男性と既婚男性を比べてわかること
「何か気分が晴れない」「漠然とした不安がある」「原因不明のだるさがある」などの不快な状態、
つまり精神的に健康でない状態を「ディストレス」と言います。そのディストレスが、独身男性と
既婚男性では、どちらが高いかを測った調査があります。
一般的には悠々自適の生活を送る「独身貴族」のほうが家や教育ローンに追われ、妻にガミガミ叱責
される既婚者よりこのディストレスが低いと思われがちですが、28歳~78歳まで、どの年齢層においても
既婚男性のディストレスのほうが低かったのです。男性にとって、そばに異性(妻)がいる
人生はいない人の人生に比べて、よりハッピーだということが分かります。
逆に女性は独身か既婚かでのディストレスに大きな差はありませんでした。これらのことから統計的には
男性の精神的健康に女性の存在は必要だが、その逆はない、と言えるでしょう。
◆なぜ既婚男性のディストレスが低くなるのか?
一つには、女性が男性の話をきちんと受けとめて聞くということがあるようです。きちんと受け
とめてもらうと、自分が認められた気がして、多少の不安や抑うつは忘れることができます。
これを聞いて「とんでもない!妻のダラダラとしたおしゃべりに付き合っているのは
俺のほうだ!」と言いたい男性もいると思います。ただこれも、ある研究の結果では、女性は男性
よりもおおく相づちを打ち、相手が話しやすいように男性よりも1.5倍多く質問しているというデータ
があります。いっぽう男性は断定的な「言い切り」表現を女性の2倍使っていました。
◆丁寧な言葉遣いで対応
同じ話を聞いてもらうのでも、丁寧な言葉遣いで対応してもらうほうが癒されます。例えば、「寒い
だろ、早く寝ろよ、風邪ひくぞ」と夫が妻に言えば、妻はいい夫だと喜ぶかもしれませんが、逆に
妻が夫に「お前こそ寝ろよ。お前の方が疲れてんだから」と言われると、夫は驚き、離婚を考え
だすかもしれません。このように妻が夫と同じ言葉遣いをすると乱暴になることが分かります。それ
だけ妻は夫よりも丁寧な言葉遣いをしているということです。
女性がよく話を聞き、丁寧なのは社会的な影響が大きいと言われています。女性は小さな頃から、周り
の人と協調するようにしつけられていることが多いと思います。他社との協調路線で生きることが望
まれ、家族やまわりの人との関係というせまい範囲での活躍を想定されている女性とは対照的に、男性
は「社会的な信用や信頼を得る」など社会的に上昇してほしいといった親の願望を見ることができます。
なので、男性も女性の話をきちんと聴き丁寧な言葉遣いで話ができるようになれば女性から癒しを引き
出せる男性になれるかも!?しれません。
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