妻の怒りの根底にあるもの

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女性25

前回、愛情飢餓」と妻の怒りの原因』について書きましたが、

私たちは幼い頃からの親との関係が、今の私たちの感情・考え方・行動に強い影響力を及ぼしています。

そして、気づかないうちに、幼い頃に身に付けた考え方、感じ方、そしてへの接し方のパターンを、

ずっと繰り返しています。

 

例えば、何か不安なことがあると、子どもの頃に感じた悲しみや寂しさ、怒り、罪悪感などが

ワッとわき上がります。それが繰り返されるとき、ぶり返す辛い感情になります。

また、かつて子どもだったときにできた精一杯の対処法を、今でも不安なことがあると

繰り返してしまいます。

しかし、それはほとんどの場合は不適切で、人間関係を壊してしまうことが多いのです。

 

 

◆「怒り」で関心を得ようとする

たとえば、親子げんかという形で親の関心を得ていた人は、大人になってもその方法で

乗り切ろうとします。

不満を感じたときには、怒鳴ったり文句を言ったりして相手の関心を得ようとします。

こうして人間関係が怒り、争い、断絶など不調和なものになっていきます。

 

あるいは、厳しい親が病気の時だけ優しくしてくれたという経験をした人は、うまくいかない

ことがあると体調を崩すかもしれません。

また、「黙っていれば叱られない」と学んだ人は、人といて不安になると、自分を押し殺して

目立たなくしてしまいます。

 

怒って周囲の人を攻撃したり、自分を弱く見せて世話を焼かせたり、あるいは強く見せて力づくで

従わせようとしたりする方法は、子どもの時にはある程度うまくいったとしても、

大人となった今では現実に合わないので、更に傷つきや困難をもたらす結果となってしまいます。

 

 

◆怒りの根っこには「怖れ」がある

「ムカムカ腹が立ってきて、どうしようもない!」

「私はこんなに傷ついているのよ、わかって!」

 

こんな思いがわき上がり、執拗に相手を攻撃したくなるとき、心の根底にある本当の感情は

「怒り」ではなく、それは「怖れ」の感情なのです。

 

「怒り」は怖れている事態に直面しそうな時に生まれてきます。

たとえば、安全が脅かされたり、大切な人やものを失ったり奪われそうになったりしたときです。

また、怖れの感情を感じそうで不安になったときにも怒りが生まれます。

 

具体的には、相手が自分に愛や関心を向けてくれないときや、自分を大切にしてくれない、

尊重してくれないと感じた時です。

寂しさや自己無価値観の苦しみを感じそうになり、とても怖くなるのです。

なので「愛情飢餓」を強く感じている人ほど、ことあるごとに怒りがぶり返してくるのです。

 

 

 

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なかもり法務相談事務所は、離婚問題という先の

見えない暗闇に灯りをともし、再び子どもと笑顔で

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