離婚問題と子どものひきこもり・不登校
夫婦関係が荒れている、または既に別居しているご夫婦間の相談やカウンセリング
を行っていると「子どもが不登校になっている」という事例を多くうかがいます。
父・母といきなり離ればなれになってしまう。。。
そんな大きな環境の変化に子どもの心が追い付かないのは当然です。
また夫婦仲が悪くなったのは、「自分のせいだ…」と思い、自分を責めている
お子さんも多いのです。
しかし、小学生くらいのお子さんなら、
別居・離婚しても生活が安定してくるとまた復帰するケースが多いのですが、
これが中学生くらいになり、一度、不登校の生活ペースが身に付いてしまうと、
復帰するのが難しくなってきます。
親も離婚したばかり、別居したばかりだと自分のことで精一杯となり、子どものことまで
手が回りません。
そうなってしまうと、ほとんど学校に行かないまま中学校卒業、そしていきなり社会へ
放り出され、ますます親の目の届かないところで活動してしまうことになってしまいます。
◆子どもの立ち直りを助けてくれる外部の存在
こうした辛い時期には、子どもは信頼する人々に支えてもらわなければなりません。
最初に助けの手を差し伸べてくれるのは、元夫(元妻)、祖父母、家族や親族、信頼できる友人、
学校の先生だと思います。
このような人たちは子どもに思いやりと信頼と知恵を授けてくれます。
特に共同養育が叫ばれている今、離れて暮らす親との交流は大切で離婚後も絆を深めれば、
子どもも自分が愛されていると感じますし、孤独感も和らげることができます。
◆子どもたちのサインを見逃さない
親として大切なことの一つは、悩みの元になっているものの見方を理解させる手助け
をしたり、またそれができる他の人を見つけてあげたりするなど、要は、子どもの
行動に注意を払ってあげることです。
また、課外活動や習い事も仲間と親しくなれたり、その大人たちが良い相談相手になってくれたり、
お手本になってくれたりするかもしれません。
これらは、両親の離婚協議中や離婚後に子どもたちに多くの救いをもたらされることにもなります。
子どもも自分に対する肯定的な見方が育まれ、自分自身と家族に対する認識が深まることにも
つながります。
私たち大人ができることは、
子どもの行動の変化に目を光らせ、
子どもが問題を抱えているサインを見逃さないようにすることなのです。
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なかもり法務相談事務所は、離婚問題という先の
見えない暗闇に灯りをともし、再び子どもと笑顔で
暮らしていくためのお手伝いをさせていただく
事務所です。
行政書士であり夫婦問題専門のカウンセラーが
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