夫婦げんか 売り言葉に買い言葉の否定スパイラル
◆お互い否定しエスカレートする
夫婦関係がきしみはじめている夫婦は一触即発の状態です。
そして、関係性を悪化させるネガティブなコミュニケーションの態度が日常化しているため、
ケンカが始まりやすく、しかもエスカレートしていきがちです。
一般的に、相手が発した言動を不快な者と受け止めた場合、中立的あるいは友好的な
応答で相手の気持ちをなだめたり、雰囲気を中和させたりすることはあまりありません。
自分も不快な言動を返すことで、トゲトゲしさが増していってしまうのです。
これが続くと、相手のささいな言動に悪意を見つけ出し、短絡的に反応してしまいます。
ケンカ中でなければ普通の会話として成り立つ内容にも、「私をバカにしている言い方だ」
などと否定的に受け取り、相手により大きなダメージを与えようとすぐに反応してしまいます。
また、男性と女性では感じ方が異なり、男性の場合はネガティブなコミュニケーションが
日常化している関係でも、「夫婦はこんなもの」と思ってしまうのか、夫のほうは結婚への
満足度は特に低くありません。
夫は、自分の言葉が暴力化していることにも鈍感です。
しかし一方で、妻の満足度は著しく低く、両者の間には大きな差があるのです。
◆ネガティブ・コミュニケーションの種類
それほど悪意をもって始めたけんかでなくても、深刻な結果になることがあります。
対立する両者の間のコミュニケーションはネガティブになりやすく、関係性をどんどん
悪化させていくスパイラル状態になりやすいのです。
例えば…
・言動に悪意を読み取る
対立する相手の言動は、たとえ相手が無意識におこなったものであっても、
裏に悪意があるように思いがちになります。
・よりショックを与えようとする
当たり障りのないやりとりは消え、互いに傷つけあうような、ショック度の大きい
言葉の応酬が始まってしまいます。
・非難しあう
「あなたはいつだってそうなんだから!」
「おまえこそ!」
と、互いに非難しあい、相手の言い分に耳を傾けなくなります。
・勝つか負けるかになる
争いの要因となった問題を解決しようとするのではなく、
勝つか負けるかの戦いになってしまいます。
・「会話についての会話」に陥る
「そういう言い方は変」
「何が言いたいの?」
などメタ・コミュニケーション(今行われているコミュニケーションそのものについて話すこと)
に陥ると、そこから抜け出せなくなってしまいます。
・対話打ち切り宣言になる
「もういい。~だから、~というわけか」
などと、捨てぜりふ的な話し方になり、対話が成立しなくなってしまいます。
◆トドメの言葉 「言ってはいけない一言」
関係性の悪化にとどめを刺すのが、相手の人格を否定する言葉です。
「あなたは役に立たない!」
「何をやってもダメだ!」
「おまえがバカだからだ!」
など相手の心に深く傷をつくる、こうした言葉は禁句であり暴力と同じ力を持ってしまいます。
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