子どもに会いたい… 子の連れ去り
Aさんがある日出張から帰ると、いつも玄関先まで走り寄ってくる娘の姿がありませんでした。
玄関を開けると家の中はもぬけの殻。
妻と子どもだけでなく、荷物も一切合切 消えてなくなっていました。
心当たりに電話してもわからず、警察に行って探してもらうおうとすると、
「捜索願は受け取れない」と言われました。
数週間後、家庭裁判所からの呼び出し状が届きます。
◆調停では…
わけもわからないまま、Aさんが家庭裁判所の調停に出席すると、調停委員からは、
「奥様が、離婚するまではあなたに娘を会わせられない」
と言っていると伝えられます。
離婚は妻との間のことなのに、子どもを巻き込むなんておかしいと調停委員に言っても、
なかなか聞いてもらえません。
捜索願が受理されなかったのは、相手方からDVの申し立てがされていたからだとわかりました。
Aさんにはどう考えても心当たりがありません。娘に会わせない理由も教えてもらえません。
◆子どもにあえるのは月1回のみ、しかし…
調停は月に1度しか開かれず、その間に裁判所に夏休みがあったりして、時間ばかりが経ちます。
それでも「裁判所なんだから道理を言えば通じるはず」と思って交渉を続けました。
結局、Aさんは月に1度の面会の約束をして離婚を受け入れました。
小さいころから娘の世話を妻と同じようにしてきたAさんにとって、信じられないような回数です。
ところが裁判所は子どもは母親が見るのは当たり前で、それが子どものためと言うのです。
娘と会えなくなってもう1年が経っていました。
子どもと引き離されたショックで仕事も手が着かず、一時休職して復職後も前の職場とは
違うところに配属されました。
それでも、別れた妻の要求通り、養育費を払っていました。
ところが娘と会う約束の日、元妻からは、
「子どもが会いたくないと言っている」と伝えられ、会うことができません。
その後も、
「子どもが熱を出した」
「子どもの習い事がある」
などの理由でなかなか娘と会うことができません。
しかし、それを確かめるすべもないのです。いつまでこんな状態が続くのでしょうか・・・。
これが離婚したAさんの日常です。
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なかもり法務相談事務所は、離婚問題という先の
見えない暗闇に灯りをともし、再び子どもと笑顔で
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