夫婦ゲンカはなぜ起きる?
夫婦ゲンカの原因となる要素は下記3つに当てはまると思います。
①相手を否定する、批判する。
②押しつける、強要する。
③無視する。
これは、夫婦間に限らず、どの人との間でも、必ずケンカになる要素です。
◆仕事ではうまく協調できるのに・・・
例えば、社会に出たら、人とうまく協調するために、 理性の力で笑顔をふりまき、
思っていることをそのまま出すことはありません。
「あの部長ムカつくよね!」と同意を求められても、
「ええ、まあ、そうなんでしょうかねぇ」と言ってごまかしたりします。
また、何かを頼むときも
「お願いがあるんだけれども、今いい?」
と前置きをしてから頼んだりします。あからさまに強要はしません。
また、どんなに忙しくても、仕事を中断して相手の話を聞いたり、耳を傾けます。
無視をすることもありません。
◆夫婦になると感情をぶつけてしまう・・・
このように他人に対しては調和しようと理性が働くのに、
夫婦だとその気持ちがすっ飛んでしまいます。
例えば…
・「これやってよ」
「これくらいできるでしょ」と相手へ強要
・「なぜやらなかったの?」
「こんなこともできないの?だから出世しないのよ!」と相手を否定
それに対して夫も反論して、
「お前、そういう言い方ってないだろ!」
「なんだよ、その口調は!」と否定返し。
「じゃあ、どう言えばいいのよ!」と、 どんどん言い合ってケンカに発展します。
相手に強要
↓
相手を否定
↓
最後には口をきかなくなり無視する
↓
長期的なケンカへ発展、となります。
◆否定から肯定は生まれない
ここで知っておきたいのは、
「相手を否定したら否定が返ってくる。」 そして、
「否定からは肯定は生まれない」 ということです。
ケンカになってしまったら、相手を否定していないか?
または、 自分が否定されたところからケンカになったのではないか?
とチェックすることも必要です。
◆けんかを防ぐには肯定の言葉で
逆にケンカを防ぐ、あるいは仲直りをする時には、
意識的に「肯定」の言葉をかけることです。
肯定とは・・・ ? 感謝のことば、愛の言葉、 相手の長所をほめる言葉、
などです。
「いつもありがとう!」
「いつも本当に助かるわ!」
と声をかけたら
「いやいや、こちらこそありがとう!」 という言葉が返ってきます。
また、腹の立つことがあっても、何か言う前にに一呼吸置いて、
「お願いがあるんだけど・・・」
という言葉を使うことです。
押しつける、強要するのではなく、「お願いをする」ので、
相手が受ける印象も変わってきます。
力で抑え込んだり、相手を制しようとすると、相手は必ず逃げます。
また、 どんなに権力を振りかざし、圧力をかけたとしても、
相手の心を支配することは不可能です。
命令口調になっていないか?
自分の思い通りに動かそうとはしていないか?
日々の生活の中でチェックしてみます。
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