夫の浮気から浮き彫りになった男女の違いと子どもの問題 その1
夫44歳と専業主婦の妻44歳、
中学1年生、小学5年生、小学1年生の3人娘がいる5人家族。
ある時、夫の浮気が発覚。
夫は反省し、「浮気で妻を傷つけた。どこまで修復できるかわからないけど、修復のためなら
何でもする」と思っています。
妻は「離婚したかったけど自信がない。自分だって不倫をして逃げれるものなら逃げたい」
と感じています。
夫は妻を傷つけたことで落ち込み仕事も手につかない状態となっていました。
◆子どもの問題で夫婦が協力
妻は、「夫婦で『がんばったね』と言うことがないのが悲しい。
お互いどんなことを考えているのかふれないできたので、二人だけで話しても解決できない」
夫は「妻は何もいいことがなかったと思い続けてきたのかなと思うと寂しいし、申し訳なかった。
自分は楽しい思いもしてきた」
とこれまでの結婚生活についてのズレを認識しました。
妻からは「元の関係に戻っても地獄。。ただ、今は長女との関係に一番困っている」とのこと。
妻は父親として信頼できない相手を夫として信頼できないと考えていたので、緊急の課題である
「子どもたちに親として夫婦協力して対応する」ことを優先することにしました。
◆新婚のころ
夫は仕事が忙しく、夜遅くに帰ってくる生活。休みの日もパソコンの前でネットを見ているだけ。
妻は「一人暮らしみたいだった」と寂しかったが「仕方がない。妻としての務め」とあきらめました。
妻は自分の親のような「感情的な父とそれに依存した母親」のようにはなりたくなかったので、
夫との関係はがっかりしたものの、一人でいられるので良かった面もありました。
妻は以前は理系の専門職でしたが、
「身体も強いほうではないし、自分の性格上仕事と家庭の両立はできない」と結婚と同時に退職
しました。
夫は妻も働いたほうがいいと考えていましたが、家事の分担までは考えておらず、実際には仕事が
忙しく手伝うこともありませんでした。
妻は、家事と子育ては自分の仕事と考え、完璧にしたいと考えていました。
◆子育ての時期
小さい子どもたちを抱えて大変だったうえに、長女とは小さい時からウマが合わず苦労していました。
しかし、妻は子育てに夫をあてにせず、一人で三人の娘たちを育ててきました。
長女は小学校高学年になると、妻の言うことにことごとく反発し、勉強もせず「許しがたい、いい加減
な生活態度」でした。
長女は家事を手伝うことに不満をもち、それは「母親の怠慢だ」と捉えて反発しました。
また生活態度について注意することが多く、そのたびに長女との緊張を高めていきました。
妻は長女への嫌悪感を出さないために感情的に距離を置こうとしましたが、それに長女は反応し、
「私なんか嫌いなんでしょう!」とますます荒れてしまったのです。
妻は長女の言動について我慢できなくなると夫に話しましたが、
夫は「放っておけばいい」と言うか「気持ちを話すと解決策だけ言う」ので、
妻は「精神的な支えを期待してこなかったし、実際なかった」と感じていました。
一方、夫は責任の重い仕事を任されていましたが、「仕事のことは家に持ち込むまい」と
一切話さないでいました。お酒を飲むことで一瞬忘れるので、時に深酒をして家族から嫌がら
れていました。
その2へつづく
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なかもり法務相談事務所は、離婚問題という先の
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