親子・夫婦問題 「独立」することは「対決」すること
行政書士 兼 離婚情報コーディネーターの中森です。
ここでいう「独立」とは、親やパートナーと正面から向き合い、
「対決」するということです。
ただし、この「対決」とは相手をやっつけるという意味ではなく、
十分に考えたうえで勇気を持って正面から向き合い、苦痛に
満ちた過去と困難な現在についてはっきり話をするということです。
しかし、これを実行するのはたやすいことではありません。
心の準備が完全にできた時、静かに、しかしきっぱりと子ども時代や
虐げられていた時の自分の身に起きた不幸な出来事について相手に伝えます。
そして、それらの出来事がいかに自分の人生に害を与えているか
について語ることになります。
また、相手との関係のどのようなところが現在の自分にとって苦痛
であり有害であるかについて、はっきりと示すことになります。
◆「対決」の真の目的は?
ここでいう対決の目的は、相手に復讐するためや自分の怒りを
ぶちまけることではありません。
・相手と正面から向き合い、はっきりと話をすること。
・そのことへの恐怖心を、これを最初で最後のこととして
勇気を出して乗り越えること。
・相手に真実を語ること。
・相手と今後、どのような形の関係を維持することが
可能かを判断すること。
が真の目的です。
◆「対決」はなぜ必要?
相手と面と向かうことは強いプレッシャーがかかります。
しかし、はっきりと「対決」することは、心の最深部に横たわっている
恐れに顔をそらさず直面することになるので、それだけでも、いままで
圧倒的に親やパートナーのほうに傾いていた心理的な力のバランスを
変え始めることにもなります。
もし、この方法を避け続けてしまえば、無力感や自分に対する不十分感
は無くなることはなく、自尊心も傷ついたままです。
そして、なにより重要なことは、自分に負わされたものは、その原因と
なった人間に返さない限り、それを次の人に渡してしまう、ことに
なってしまうからです。
もし、親やパートナーに対する恐れや罪悪感や怒りをそのままに
しておけば、それを子どもたちやこれからの人間関係の上に吐き出して
しまうことになる恐れが非常に高いのです。
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なかもり法務相談事務所は、離婚問題という先の
見えない暗闇に灯りをともし、再び子どもと笑顔で
暮らしていくためのお手伝いをさせていただく
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