「結婚は修行だ!」と言われるゆえんは?
行政書士 兼 離婚情報コーディネーターの中森です。
ひとり暮らしのメリットはすべて自分意思決定
ができる点です。
起床、食事、入浴、就寝時間など、生活のリズム
はすべて自由に決めることができます。
洗濯や掃除といった家事労働もやりたいときに
やればいいし、部屋を散らかしたままにしていても
誰も文句を言う人はいません。
ところが、結婚して夫婦による共同生活が始まると
そういったわけにはいかなくなります。
◆好きな時に好きなことができなくなるという修行
結婚するとまずお互いに生活リズムを調和させる
必要があります。
起床や入浴などは時間を合わせたほうが効率的ですし、
食事は同じ時間に同じものを食べたほうが費用を節約できます。
これによって自由を制限されるコストが生じます。
次に、結婚すると家事労働が自分のためだけではなくなります。
リビングルーム、浴室、トイレ、キッチン、寝室など
ほぼすべての空間は夫婦で共有することになります。
ひとり暮らしの散らかし放題は自己責任で済みますが、
結婚するとそうはいきません。
共有スペースとして快適さを保つ義務が発生します。
さらに食事についても、結婚すれば断りなく一人で勝手に
外で済ませてくるというわけにはいきません。
そして二人分を一度に作ることになるので、
調理サービスを夫婦どちらが担うかという問題
が発生します。
このようにひとり暮らしから夫婦になった途端、家事は
自分のためのサービスから二人のための「公共サービス」
に性格を変えてしまうのです。
そしてサービスの担い手として、夫婦のどちらかが相手に
一方的に依存すればいわゆる「タダ乗り」になり、
それが重なると夫婦間に不信感を生じさせる原因になります。
◆そして失われる二人の緊張感
もうひとつ重要なことは、結婚によって恋愛時代の
ときのようないい意味での「緊張感」が失われます。
恋愛中は、恋人同士という安定的な関係を維持できているよう
に見えますが、実際、それには何の裏付けもありません。
ところが結婚すると、こうした相手をつなぎ止めるための
コストをかける必要がなくなります。
結婚とは二人の安定した関係を維持するための手段となります。
しかし、これが結婚前のような緊張感を失わせる原因になります。
安定的な関係に安住し、それに甘え、配偶者の気を引く努力を
怠るようになってきます。
いつの間にか、二人の間での楽しい会話が少なくなり、体型など
の外見も気にしなくなり、ただ一緒に暮らしているだけになって
しまいます。
◆快楽をガマンしなければいけない修行
夫婦関係がマンネリ化してくると、結婚後に何らかの
きっかけで素敵な異性に出会い、浮気心からつい
「一晩だけなら…」
とその異性と関係を持ったとします。
こうした「裏切り」は夫婦の信頼関係に決定的なダメージ
を与えます。
そして、信頼関係が失われれば、結婚していることの
意味もなくなってしまいます。
夫婦関係を維持したければ、その場限りの快楽を我慢
しなければならないのです。
結婚すると、好きな時間に好きなことができなくなるという
「自由を制限されるコスト」が発生し、共有スペースを快適に
保つ義務があり、家事育児を夫婦で均等に負担しなければいけない
コスト、そしてその場限りの快楽を我慢しなければいけないコスト。。
こういったところが男性から「修行」といわれる
ゆえんかもしれません。
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なかもり法務相談事務所は、離婚問題という先の
見えない暗闇に灯りをともし、再び子どもと笑顔で
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