アスペルガー症候群と夫婦の関係 その1
行政書士 兼 離婚情報コーディネーターの中森です。
最近、目にする新しい言葉に妻の「カサンドラ症候群」というものがあります。
カサンドラ症候群とは・・・
アスペルガー症候群の夫と情緒的な相互関係が築けないために、妻に生じる、
身体的・精神的症状を表す言葉、です。具体的な傾向、症状としては、
・偏頭痛、体重の増加または減少
・低い自己評価、または自己の損失
・性的欲求の減退
・広場恐怖などの恐怖症
・不安
・抑うつ、無気力感
などがあり、「肉体的な疲労」と「夫はわかってくれない」という孤独感にさいなまれ、
抑うつ状態に陥ってしまった。この心身に表れた症状を言います。
◆では、アスペルガー症候群とは?
とある平日の昼下がり、OLさんらしき若い女性がおしゃべりをしています。
「ちょっと変わってるよね、あの人」
「・・・ちょっと変よね?あの人って、かなり変わっていると思う。
周りの空気を全然読めてないんだもの。ほんとKY(空気が読めない)よね。」
KYという言葉に、他のOLさんも盛んに相槌を打っています。
「今のチームに配属になったときなんだけど、私とまったく初対面の第一声がね、
『始業時間は9時30分です!』 だったの!
『はじめまして』も『よろしく』もなく。。一瞬顔が引きつったわよ。」
「そう!あの人、9時30分にすごくこだわるのよ。私のときもそうだった。
会社の始業時間は、9時30分に確かに違いないんだけど・・・。
だけど…って感じよね。9時30分がすごく気になっちゃうみたいなのよね。」
「あの人がすごいのは、上司に対してもそんな調子のとこ。知ってる?
この間、朝一番のミーティングで、部長が4、5分遅刻してきたの。
部長はミーティングの司会役で、前日は出張で帰りが遅かったみたいだし、
『まあ、しょうがないや』ってみんな部長が来るのを待っていたの。
それで、部長が来たのが9時35分。
『電車が少し遅れて、申し訳ない』って頭をかきながら、本当に申し訳なさそうに
部屋に入ってきたの。そしたら、あの人、表情も変えずに、『始業時間は9時30分です』
って表情も変えずに言ったのよ。。もう、空気が凍ったわ!」
「え~、すごい!その場にいなくて良かった~。あの人って、いつもポーカーフェイスというか、
無表情だよね。かすかに笑っているように見えることがあるけど、笑ってないんでしょう、あれ?」
「そうそう、口調も抑揚がほとんどないし、いつもあんまり元気がない感じ」
「やっぱり、あれは、『うつ』と関係があるんじゃないの?あれって病気かもしれないわよ。
『うつ』って最近、すごくふえているんでしょう?」
「あの人」=もしあなただったら・・・その場合、おそらく「うつ」ではなく、
「軽度発達障害」の疑いがあること、その特徴として、
・マイペースで一人で過ごすことを好む、
・『間』を読むのが苦手、
・比喩表現が苦手、
・暗黙の了解がわかりにくい、
・記憶力にすぐれている、
・同時に複数の事柄が進行できない、
・一つのことを極める、、、
特にアスペルガー症候群の場合、
言葉を流ちょうに操ることができ、また知的レベルも高いと言われています。
つづく。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
なかもり法務相談事務所は、離婚問題という先の
見えない暗闇に灯りをともし、再び子どもと笑顔で
暮らしていくためのお手伝いをさせていただく
事務所です。
行政書士であり夫婦問題専門のカウンセラーが
対応致します。お気軽にお問合せください。
電 話 082-533-6036(広島市西区)
メールでのお問い合せはこちら から
『浮気・不倫問題相談110番 広島』はこちら
『養育費をあきらめないで!広島』はこちら
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
にほんブログ村 http://ping.blogmura.com/xmlrpc/4ljr43q2p2md
Your Message