給料を妻に差し押さえられたAさんのケース

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行政書士 兼 離婚情報コーディネーターの中森です。

 

Aさんは大手メーカーの支所長で36歳、同じ年の妻との結婚生活は10年になり、

9歳と2歳の子どもがいます。しかし、妻子とは1年半前から別居状態になっています。

 

そうなったいきさつは、高校時代の同級生との出会いにありました。

彼女の家庭不和の相談に乗っているうち、そういう話題をわが身に照らし合わせると、

日ごろ抱いていた自分の妻に対するモヤモヤとした不満と不思議に共通するところがあったのです。

当初の彼女への同情は、Aさんにとって、他人事ではない生々しい共感に移行していったのでした。

 

◆妻への生活費を打ち切ったところ…

こうして彼女との交際から5カ月、彼女は夫の元を飛び出して離婚となりました。

Aさんは、彼女の中学1年生と小学6年生の二人の子どもも引き取って転居の世話をし、

自らもそこに同棲するようになりました。そして、Aさんは妻に離婚を求める意思表示

をしましたが、妻はこれに応じませんでした。

 

ならば、といささか強引にAさんは妻子への生活費を打ち切ってしまいました。

妻は、日常の出し入れしているAさんの口座から引き下ろしながら、これを生活費に

充てていました。そうして3カ月が過ぎたとき、Aさんは人事課から「聞きたいことがある」

と呼び出されたのです。

 

◆給料を差し押さえられる!

Aさんの妻は「夫の不貞行為」「夫婦同居の義務違反」の損害賠償請求としてボーナス

と給料を含め1000万円の仮差押えをかけたのです。人事課からこの事実をつきつけられて、

Aさんは非常に不名誉な場面に立たされました。「家族を放り出して勝手なことをする人」という

批判の目が職場の仲間から向けれれるようになったのです。

 

妻から差し押さえられた1000万円を達成するまで、会社から支給されるAさんの差額月給

約16万円経済的にはもちろんきつい。。しかし、同棲相手はなかなか生活力旺盛な

女性で、スーパーに、カラオケバーにとしっかり稼ぎに回り、意気消沈したAさんに献身的でした。

 

人事課に呼ばれて以来、肩身の狭い思いはぬぐえず、Aさんは覚悟を決めて会社を辞めようと

進退伺いをすると、遠隔地への転勤を勧められました。無責任なようでしたが、妻子を

ふっきるにはそれも一つの道という心境で、Aさんは完全に出世コースから外れたその転勤

を選んだのでした。

 

◆その後も妻は離婚を認めない…

今も妻は離婚を認めていないのですが、Aさんにはもう帰る気持ちはありませんでした。

他人の子どもと一緒にいて、自分の子どもを捨てる身勝手を誰が理解してくれるだろうか?

そんな十字架を背負いながらAさんは今、遠く離れた土地で彼女とその子供たちと

4人で暮らしています。

 

 

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