結婚しない男は「男版　負け犬」になるのか？

公開日：2016/04/07

行政書士　兼　離婚情報コーディネーターの中森です。

あえて結婚しない男性、しかし、彼らも確実に歳を重ねます。そんな男性はこれから「男版　負け犬」と

なるのでしょうか？

ここで、よく言われる「負け犬」の意味をウィキペディアで調べてみると・・・

30歳代超・子どもを持たない未婚女性を指して表現している。～（中略）～日本では、結婚・子育てこそ

女の幸せとする価値観が根強い一方、結婚よりも仕事、家庭よりもやりがいを求めて職業に全うする女性

が1980年代以降増加の一途を辿っており、結果、気が付いた時には「浮いた話の一つもない３０代」と

いう女性が、職場では相応の地位を獲得しつつも結婚できないというジレンマに陥ることもあるという。

これらの女性を半ば自嘲的に「負け犬」と自称し、一種のブームとなった。

◆避けて通れない出産のタイムリミット

男性と女性で大きく異なるのは、女性には「出産のタイムリミット」があることです。結婚を先送り

してきた女性たちも出産の期限を過ぎれば、いつまでも「結婚しないかも」と言い続けることはできな

くなっていたのでした。

ところがあえて結婚をしない男性たちにはこうした期限はありません。男性は年をとっても健康であれ

ば、いくつになっても子どもは作れるので、高年齢で父になることも可能なのです。

女性は40を過ぎて歳を重ねるごとに、妊娠することが難しくなってきます。しかし、男性の場合、日ごろ

不摂生な生活をしているメタボの中年でも、多少の衰えはあるものの生殖機能は若い頃とさほど変わら

ないと思います。女性は出産のタイムリミットからは逃れられません。しかし、男性は本人と相手さえ

問題なければ、結婚にも子作りにも期限はなくなってしまうため、いつまでも「結婚しない」という

選択肢を取り続けることができます。

なので、男性が「男版　負け犬」になることはほぼありませんし、いくつになっても勝ち犬になる可能性

があるということになります。

しかし、期限がないということは、いつまでも現実と向き合わず逃避し続けられることにもなるので、

人生という現実と向き合い、突き詰めて考える機会を逃しているとも言えます。

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