モモちゃんとアカネちゃん
行政書士 兼 離婚情報コーディネーターの中森です。
3歳~5歳くらいの子どもでも、子どもに分かる言葉で両親の離婚の決意を伝えたほうが良いと
言われています。その中で3歳~5歳、あるいはもっと年上の子どもを対象として読み聞かせる
お話として松谷みよ子さんの『モモちゃんとアカネちゃん』という本があります。
(本文より)
アカネちゃんが生まれてから、ママは、からだのぐあいがよくありませんでした。
それで、外へいくお仕事はやめて、うちでするお仕事をしていました。
そんなふうに、からだが悪いせいでしょうか、ママは目も悪くなったようなのです。
パパのすがたがみえたり、みえなかったりするのです。それは、こういうことでした。
夜、パパがかえってきます。
ママには、パパの歩きかたが、すぐわかります。
ピンポーン、ピンポーン。チャイムがなります。
ママはとんでいってドアをあけます。けれども、そこにパパは立っていません。
ただ、パパのくつだけがありました。それで、おしまいでした。
ママは、とほうにくれて、くつをながめていました。いったい、くつにどう
やって、ごはんをたべさせたらいいでしょうか。
くつに、「おふろがわいていますよ。」なんていうのは、ばかげています。
ママは、しかたなくブラシでほこりをおとし、 クリームをぬりました。
布でこすりました。とっても長いあいだこすっていたので、靴はぴかぴかに
なりました。その上に、ママの涙が、一つぶ、ポトンとおちました。
つぎの朝、靴はでていきました。
◆『モモちゃんとアカネちゃん』 ママのところへ死神がきたこと より
同じく、「森のおばあさん」の章では、パパとママ、それぞれは良い人なのに、二人で暮らして
いるとどうしても不幸せになってしまうために、別れを選ばざるをえないような場合の説明に、
パパは「歩く木」、
ママは、やどり木になれない、とびきり大きく「育つ木」
という例えとして親の離婚を表現しています。
パパとママは好きで一緒になったのですが、一緒に暮らす限り、二人とも幸せには生きて
いけないということが子どもの心にも腑に落ちる物語です。
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なかもり法務相談事務所は、離婚問題という先の
見えない暗闇に灯りをともし、再び子どもと笑顔で
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